By The Day


カテゴリ:fashion( 4 )



When your own initials are enough.

五月八日付けで世界に誇るトップブランド”LOUIS VUITTON”(以下”ヴィトン”)の日本グループであるLVJのカンパニープレジデント兼CEOに藤井清孝氏が就任する。同氏は前任である秦郷次郎氏の後を継ぎ、年間1500億もの売り上げを誇るヴィトンをさらに発展させるべくその任に付いた。ちなみに前任者であった秦氏は百貨店への”インショップ”出店や六本木ヒルズ店での販売、マーク・ジェイコブス発案の村上隆とのコラボ商品展開の実現と数え切れないくらいの功績を残してきた方なのである。

このようなヴィトンに代表される所謂”ラグジュアリーブランド”はここに来てまた、より多角的に商品を生み出し、より顧客ターゲットを広げて、売り上げを伸ばしている。高校生にもなればヴィトン・グッチといったブランド品を手にして、制服にヴィトンの財布といったなんとも不釣合いな格好も何のそのでハイブランドの門をくぐる。社会人にもなればいかにも日本人的であると思うのであるがある種ステータスの象徴的にブランド商品を買い漁っていく。こうした現状がバックに在っては顧客層の拡大化は自然の流れなのかもしれない。

しかし、ラグジュアリーブランドにあって、今日の顧客層の意図的な拡大化とは一線を画す販売コンセプトを持つブランドがある。何を隠そう、”BOTTEGA VENETA”(以下”ボッテガ”)である。表参道ヒルズに日本発のフルラインをそろえるショップが出来たのは記憶に新しいがその成長はまだまだ止まることが無いように思う。というのもボッテガはグッチグループに約183億で買収されて以来、その当時の50億であった売り上げはいまや230億に上り、これは同グッチグループのイブサンローランに並ぶ規模である。

この飛躍には実は裏づけがある。デザイナーのトーマス・マイヤーは同社の製品を売るに際して本物のラグジュアリーを理解してくれるお客にのみ、納得の上で購入してもらえればそれで良いと言っている。(WWD Vol1362)例えばヴィトンがパンダであれ、チェリーであれ、”デザイン”に工夫を凝らして新たなお客をつかむのならばボッテガは”らしさ”を前面に出して、それが例え時流にそむこうとも自信を持って商品を世に送り出すんだというスタンスがこの発言にも見て取れる。トーマス・マイヤーの言葉を引き続き引用するならば"When your initials are enough."ロゴだけで十分だ、とはなんともかっこいいな、と単純に思ってしまう自分がいる。
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by yu-yama0520 | 2006-05-12 01:49 | fashion


男性版”勝負下着”

女性で言うところの”勝負下着”、即ち男性におけるカットソーの着こなしということになるのだろうか。いきなりセクシーな話題から入ったが”洋服”というものを踏み込んで考えると(たいていは忌み嫌われるが)意外なことが分かったりするものだ。

先の例に戻って女性で言うところの”勝負下着”。なんで勝負”下着”なのかと考える。一見すると別に勝負”T-shirt”でも、勝負"jacket"でも、いいんじゃないかということが言える。でも勝負”下着”。何でかなと考えたときふと男性のことが思い浮かぶ。男性に勝負”下着”はない。となると勝負”下着”である理由はただ一つ、下着が最後の砦的な役割をしているからだということになる。最後の最後に本人の拘りが、それも外からは決して見えない形で隠されていたらそれはやはり素敵なのだなと思う。では男性はどうか?やはり服を魅せる点においてあまりに疎い。女性において一見見えないがやはり拘ってるな、なんて思うものは男性には無いというのが常識的な考えになりつつある。

僕は男性にとってもそんなものがあっていいんじゃないかなって思う。要は脱がないと分からないもの、普段はチラッとしか見えないもの、それはカットソー。よく考えたら男性にとってカットソーは直接肌に当たるもので古い言葉に換言するなら”肌着”的なもの。なんて考えると(アウター)そっちのけでカットソーにお金を回してしまう。特にお気に入りはN.hoolywoodのアンダーウエアーとカットソー。今の時代にあって中国産の「安かろう悪かろう」にわき目も触れず、国産の綿100%でカットソーを作り上げるデザイナー魂には本当に共感してしまう。

普通に見たら”ただの服”、馬鹿が見たら”拘りの服”なんてのがとても大切。自分なりの結構ナルシスティックな視線で服を観て、女性には常に負けず劣らずアピーリングでありたいと思う。”勝負下着”に対抗、とまではいかないにせよ”勝負カットソー”で惜敗くらいには持ち込みたいものである。

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僕の好きなカットソーの中の一枚(グレーの後染めが最高♪)
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by yu-yama0520 | 2006-05-08 23:53 | fashion


N.hoolywood 2006-2007 Autumn Winter

いよいよ五月に入り、夏を先取りしたような暑さの日もあり、それに伴って着る服も夏服へシフト・・・しかしファッションとは常に時を先取るもの、秋冬コレクションがすでに終わっている。
カテゴリーにfashionなるものを作って、ついぞ書く機会が今日まで無かったのだが、そんな時の先駆者たるfashionにやや気圧されて、書いてみようかなと思って重い腰を上げてみたわけです。

最初なので僕の好きなブランドについて書かない筈は無く、N.hoolywoodの秋冬について思うことを構えずに書いていこうかななんて思って。Autumn Winter 2006-2007の個人的なレヴューとしては『うまくまとまったな』ってな感じ。今期のEdward Goreyへのオマージュが”オールドエイジの回顧”ならば来期のテーマであるスパイは”定式からの静かなる脱却”と言ったような印象を受けた。ここの服が本当に好きな理由は
①デザイナーの尾花さんが古着の存在を常にバックボーンに置いている(と勝手に僕が決めている)こと
②手にとって初めて自分が騙されていたことに気付く服作りである(と個人的に妄信している)こと
の2つに大きくは分類できる。

今期も一見は”かっちりうまくまとまった”服に見えても手に取ると何らかの古い要素や新たな発見が見受けられると期待している。個人的にはツイードのコートとストラップシューズが絶対に欲しいなと思うアイテム。何と言っても僕は古着が好きだし、そういう人間にとっては古着に合わせたくなるような服作りをしている(とこれまた勝手に解釈している)ブランドってのは最高で、もう信者と言ってもいいくらいの状況なのであります。

洋服と言うのは本当に奥深い。
出口の無い迷路に入るくらい奥深い。
どこに行き当たっても罰せられるわけではないし。
どこかに行きたくても簡単に行けるわけではない。

やはり服はいいな。

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(秋冬コレクションのお気に入り写真)
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by yu-yama0520 | 2006-05-03 20:24 | fashion


Tokyo Collection 2006-2007 Autumn Winter

3月17日に幕を上げた東京コレクション2006-07秋冬が4月上旬に無事に終了した。官民一体型のコレクションにそのスタイルを変えてから2期目になるわけであるが成功した、という見方とまだまだ、という見方の両方が依然として拮抗したまま存在する。

個人的にはまだまだ軌道に乗ったとは言いがたいように思う。というのもJapan Fashion Weekはコレクションの期間を短くし、海外のショップ・バイヤーなどの目により多く止まること、神宮外苑前に設けられたモニターや巨大ドームに象徴されるように一般のお客にコレクションをより身近なものに感じてもらうこと、を主眼として始めた。しかしファッションウィークには出ずに独自路線で展開していくN.HOOLYWOODのようなブランドもあり統一感が無い。それも”東コレらしさ”なのかもしれないがそれゆえに本旨から外れてしまうというジレンマを抱えているように思う。

個人的には自由に服を見せる、というスタンスはすばらしくよいと思うしそれこそが”服”を見せることの原点であると思うのであるが折角各ブランドの展示会場が都内に集中しているのであるのだから衛星的に情報を飛ばして神宮前で全ブランドのコレクションを中継したり(民間を引き付ける)、世界にネットを通じてliveで情報発信したり(海外のバイヤーなどにアピール)してもよいと思う。今後の改善の余地という点で自分も非常に興味深いし、個人的に2度も行き損ねたので次回は必ずや見に行けたらと思う。

さて、各ブランドにスポットライトを当てたとき、今回のコレクションは総じて”animal like”な印象がある。動物のパターン、毛などをモチーフに、現代風の可愛さの中に落とし込む、WWD vol.1360の言葉を借りるならば『キモカワ』(気持ち悪いけれど可愛い)ということになるのかもしれない。

中でも注目はやはり(どこもかなり注目しているが)東コレに1年半(3シーズン)ぶりのカムバックを果たした宇津木えり率いる『mercibeaucoup,』であるように思う。アニマルパターンを大胆に使った・・・というよりは前面に押し出したデザインは絶句。それでいて確かに”かわいい”ところがなんとも心憎い。2005年春夏を境にフラボアを辞めた同氏が、今回は現代の曖昧さを正すように、背筋をまっすぐ伸ばした服作りをした、というのが自分のような素人が観ても伝わってくるのが不思議である。今年で40歳の誕生日を迎える同氏であるがこういう齢の重ね方が出来たら人生は楽しいのだろうなとも思った。

来期は絶対に見にいこっと。

参考までに今回の写真の一部(個人的なお気に入りショット)
・mercibeaucoup
・G.V.G.V

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by yu-yama0520 | 2006-05-01 17:58 | fashion

    

日々自分を見つめる。
by yu-yama0520
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