By The Day


和菓子を好む日本人

いよいよ世間ではGWが始まって、いよいよ僕にはゆっくり寛げる、ゆっくりムダなことができる比較的好きな連休が始まった。
そんな連休の初日にばあちゃんがやってきて、端午の節句には二日ばかり早いけれど柏餅を持ってきてくれた。それで遅ればせながら気づいたのだけれどもばあちゃんの孫、僕にとっての甥(驚愕!)が一歳を回って、聞けば歩けるようにもなったみたい。若い命の成長を感じて、何となく自分も勇気付けられたような、そんな柏餅だった。

さて、その柏餅を食べて思ったことはもう一つ。食というのは”医食同源”という言葉に代表されるように人間が生きるうえで非常に重要なウエイトを占めていると思う。しかしここで言う食はやはり”主食”なのであって日本で言うなら”おやつ”にあたるものってどうなのかな、という考えに至った。不思議なことに日本人は(少なくとも僕の周りに居る日本人は)おやつというとやはり”和菓子”がいいねぇと口をそろえて言う。子供の頃はそんな”和菓子”なるものを口にする機会など無いに等しい筈なのに、年を重ね、ひとたび”スナック”から離れ”和菓子”に手を染めるとたちまち”和菓子”の虜になってしまうようだ。

柏餅もそうなのだが和菓子が和菓子たる大きな理由、或いは和菓子がこうも愛される理由と言うのは日本のお菓子であるからでは無く、和菓子が生活にリンクした食べ物としてその歴史を刻んできたからであり、食す事で何らかの縁起を担ぐことができるというバックボーンを持っているからであると思う。

例えば柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴がある為、これを「子供が産まれるまで親は死なない」=「家系が途絶えない」という縁起に結びつけ、「柏の葉」=「子孫繁栄」との意味を持つと言われている。そんな柏の葉を使った柏餅というお菓子が日本の歴史に登場したのは、徳川九代将軍の家重~十代将軍の家治の頃だと言われ 、今日端午の節句に振舞われるようになった。さらに端午というのは、もとは月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、5月に限ったものでは無かったのだが、午(ご)と五(ご)の音が同じなので、毎月5日を指すようになり、やがて5月5日のことになったのだという歴史背景もあり、ただ食す、に留まらない
何かが和菓子にはあるのだなと改めて実感する。

ばあちゃんの持ってきてくれた柏餅からこうも、考えなくて良いようなことまで考えてしまったが、こうしたムダに無い頭を使えるのも大型連休の魅力なのだと正当化しておこう。
さてと、柏餅をもう一ついただくかな・・・
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by yu-yama0520 | 2006-05-03 19:35 | essay

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